カタールのドーハで開催中の、9ボール男子世界選手権【現在ベスト32】
カタールのドーハで開催中の男子9ボール世界選手権。
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1185331_10200196598072152_1481482328_n.jpgPhoto by Steven(Thanks!
ここ数年の開催地であるドーハは、
日本ではサッカーの「ドーハの悲劇」のイメージが強い(^_^;)ですが
中東ではドバイに次ぐ大都市。
(ドバイからドーハに引っ越したイトコによると
どちらも熱い!&物価が高い!けれど、ドバイよりは住みやすいそうですよ。)

カタールでは、何年も前から日本(藤間一男プロ)と台湾(Steven)のコーチを招いて
選手育成を行っているなど、ビリヤードに力を入れているのですが、
このたび、向こう4年間(2014〜2017)、9ボール世界選手権の開催契約が確定したそうです。
(おめでとうございます!)


さて、肝心の試合の方は
現在5日目を終え、ベスト32まで進み、
JPBA(日本プロポケットビリヤード連盟)代表選手は
羅立文(ロー・リーウェン)プロと大井直幸プロの2名が勝ち残っています。


共に、日本ランキングNo.1になったことのある二人。
JPBAから、奥村健プロ、高橋邦彦プロ、赤狩山幸男プロに続く
第4の世界チャンピオンが誕生するのを期待しています。

私にとって第2の故郷である台湾の選手たちと、
台湾出身の8ボール&9ボールダブル世界チャンプ、呉珈慶(ウー・ジャーチン)・・・
中国へ移籍し、台湾へ戻って中国籍での兵役中に白血病を患って・・・苦労の絶えない彼の活躍も、祈らずには居られません。



この試合についての情報は、以下のサイトでどぞ。

現地取材中のOn the Hillさん記事

カタールのビリヤード協会HP

ライブスコアは、こちらで。

http://www.qbsf.qa/en/live_score.php

ライブストリーム。
http://www.qbsf.qa/en/LiveStreaming/


7月23日毎日新聞「ひと」赤狩山幸男プロ登場!まずはWEB版で!!
7月23日毎日新聞「ひと」に

ドーハ男子9ボール世界選手権で優勝、
現世界チャンピオンとなった
JPBA赤狩山幸男プロが登場!

一足先に、WEB版で見ることができる。

ひと:赤狩山幸男さん ビリヤード9ボール世界選手権優勝

実際の紙面は朝になってからの、お楽しみ!


ビリヤード新世界チャンプは日本の赤狩山幸男【動画】!賞金36000ドル被災地に寄付!【動画】
JPBA(日本プロポケットビリヤード協会)の赤狩山幸男プロ(カーリー)が

ドーハ男子9ボール世界選手権で優勝!!
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昨日記事に書いたように、準決勝は
英国マーク・グレイと、11-10
ヒルヒルの死闘だったのだけれど

決勝戦も・・・もつれた!

以下、ラックバイラック。インターネットライヴで観戦しながら、
Twitterのタイムラインも眺めて皆さんのつぶやきも参考にさせていただきました。

第1ラック アルカノ、バンキング(ビリヤードに於けるコイントスやじゃんけんのようなもんです)に勝ち先攻。
ブレイクからノーミスで取り切る(=マスワリ) 赤狩山0-1アルカノ

第2ラック カーリー身体を伸ばす撞きづらいショットとはいえ
外しそうにない5番をミス、しかしアルカノもミス 赤狩山1-1アルカノ

第3ラック アルカノ、ファール。カーリー、9ボールを狙うも、穴前カタカタ。
アルカノ、手球を2クッションさせキャノンショットで9ボールを決める。見事! 赤狩山1-2アルカノ

第4ラック カーリー、ナイスブレイクからマスワリ! 2-2 

第5ラック アルカノ マスワリ! 赤狩山2-3アルカノ

第6ラック カーリーブレイクインも、取り出し見えず。プッシュ。アルカノパス、カーリークッションから当て、渋く残す。アルカノ セイフティ(わざと相手に嫌な配置を残すこと)ミス  赤狩山3-3アルカノ

第7ラック アルカノ、取り出しコンビを決め、そのままマスワリ 赤狩山3-4アルカノ

ここで、WPAのエディターTed L.から日本の皆さんへ
ツイッター上でこんなコメントが(^^)。
We'd like to welcome all our fans following us in Japan. It's a big day for Japanese pool. Your boy is putting in a great performance (単語全部カタカナに直すだけでほぼ日本語として通じそうなので訳しないよー。)

第8ラック カーリー、マスワリ! 4-4

第9ラック アルカノ、2番ミス!カーリー取り切り、逆転! 赤狩山5-4アルカノ

Ted L.、このあたりから双方のプレイを・・・特にカーリーを絶賛。

He's very steady, calm and shooting dead on.

Yukio clears the table. He doesn't miss. soooooo steady.

Yukio doesn't miss. Playing awesome.

以上の意味は、@koba_ta11:の ツイートを借りれば
「意訳:何この人、ミスんねえ!」

第10ラック カーリーブレイクインも、チャンスなし。プッシュ。アルカノ、パス。カーリー、ナイスセイフティでチャンスを掴み、取り切り。赤狩山6-4アルカノ シーソーゲーム脱出!

第11ラック アルカノ、マスワリ 赤狩山6-5アルカノ

第12ラック カーリー、球越しになった撞きづらいショットをきれいに決め、マスワリ! 赤狩山7-5アルカノ

第13ラック アルカノ、4番ミス!カーリー取り切り、9番に薄く出してしまうが、ナイスイン・・・しかし手球が・・・(涙)スクラッチ。 赤狩山7-6アルカノ

第14ラック カーリー、難しい2番こなし、マスワリ! 赤狩山8-6アルカノ

Ted L.、いわくHe's in the zone. Don't know if he can be stopped
「彼は、いわゆる”ゾーン”に入っている。彼を止めることはできるのか!?」

第15ラック アルカノ、ブレイクノーイン。カーリープッシュ、アルカノパス、カーリーキックからセイフティ、アルカノもキック、残った配置をバンクショットで決め、ポジションもばっちり!
@torukuribayashi 曰く「バンク入れた!!!手玉最高っすカーリーさん!」

Ted L.の言葉を借りれば、
safety battle, Yukio gets out of it with bank on 1, then beautiful potting. He is simply sensational. Totally in the zone.
「セイフティバトルの末に、YUKIOはバンクで1を狙い、完璧に決めた。彼は素晴らしくセンセーショナルだ!完全に、「ゾーン」に入っている。」


赤狩山9-6アルカノ

第16ラック カーリーブレイクインも、散らず。ハイレベルのセイフティの応酬の後、アルカノ競り勝ち取り切り 赤狩山9-7アルカノ

第17ラック アルカノ、セイフティ、カーリー返すもアルカノジャンプ一閃!取り切り 赤狩山9-8アルカノ

第18ラック カーリーブレイクイン、しかし見えない セイフティ決める。アルカノ、ジャンプファール!
赤狩山チャンス!しかし、6番痛恨のミス!スロー再生で見ると、明らかに内側によれる6番。スロウが出たかよたったか・・・。 9-9

第19ラック アルカノブレイクイン、難球もさばきマスワリ目前・・・撞き急いだ感じでレール沿い8番ミス!
薄く残った8番をカーリー決めて、9番もナイスイン! 赤狩山10-9アルカノ

第20ラック カーリーブレイクイン、しかし隠れた1番・・・ロングジャンプで決め、マスワリ! 赤狩山11ー9アルカノ

文字通りチャンピオン級のハイレベルな技の応酬に、Ted L. 「Wow! That's what champions do. 」

第21ラック アルカノ、ブレイクイン、しかし2番から3番へ、謎の切り返しで出しにゆき案の定オーバー・・・自分で3番を隠してしまった・・・しかし、ジャンプショットでリカバー! 敵もあっぱれ! 赤狩山11-10アルカノ

第22ラック カーリー、2番から3番当て出しにゆくが、手球1転がり多かった・・・4番の陰に。近距離ジャンプは飛んだが・・・コーナーバンクカタカタ。アルカノ巧みに取り切って 11-11 !

第23ラック アルカノ、ブレイクイン。しかし近距離厚いサイド2番を、強く行き過ぎたか角に蹴られた!
(ここで、アラブの解説者が「カタカ~タ!」と言った!・・・ように北山空耳る。カタカタでもないんですが。)

カーリー取り切って、12-11リ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━チ!

第24ラック 2-3コンビを決め、きれいにマスワリ! これは動画で!





赤狩山13-11アルカノ 

カーリー、世界チャンピオンに!
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今回の試合は交代ブレイクルールだったので、
各選手がマスワリすると
1ラックごとに交互に1点ずつ入ることになる。

9-9、11-11それぞれポイント並んだ局面でアルカノブレイクの時、

「もしかしてこのまま双方ノーミスだと・・・もう、このまま終わってしまうのか・・・!?」
と思わされたのだけど

アルカノの8番ミス、2番ミスで助かった!

そして、カーリーは後半ほとんどミスが無かった。



相手は8ボール&9ボールのダブル世界チャンピオン、
フィリピンのロナート・アルカノ。

フィリピン選手には、国際試合で大きなイニシアティブがある。

フィリピン人は出稼ぎ労働者が多く、しかもその多くがビリヤードファン!
どこへ行ってもホーム状態になってしまうのだ。

今回も、双方アウェイのはずのドーハなのに

現場から実況をつぶやいてくれた今大会5位の栗林pのtwitterによると、
「@torukuribayashi ギャラリー1000人くらいいる!ほとんどフィリピン人。。。」

Ted L.のレポートによると、
観客は1500人、そのほとんどがフィリピン人!

熱狂的なフィリピン応援団が、
アルカノのナイスショットには喝采で
カーリーのミスには拍手で
カーリーをアウェイ状態に追いやる。

しかし、カーリーはそれをものともせず・・・

「しっとり」と形容される彼なのだけど

しなやかに、飄々と 素晴らしい球を撞いていた。

なんと優勝した数分後には、勝利宣言のつぶやきがtwitter上に出現。

以前から、勝てば「勝ち狩山」負ければ「負け狩山」と名前をネタにしてきたカーリー、
@ka_ri_0313世界チャンピオン狩山です(^^)/」とツイート。

そして、その直後、ブログも更新されてフォロワーを驚かせた。
ビリヤードプロプレイヤー赤狩山幸男!ほとんどカーリーです。

表彰式の待ち時間数分間を利用し、スマートフォンで更新したのでしょう。
すごい時代になりましたね!

ところで
彼は今年の獲得賞金を、全額震災の被災地に寄付すると宣言しているので、

今大会36000ドルも寄付されることに。
チャイナ・オープン5位
マニラ10ボール世界選手権3位と合わせ、総額は55000ドル!

(円高の現在ですら、450万円!)

何から何まで素晴らしい!

マスコミの皆さん、こんな明るいニュース、採り上げない手はないですよ!

赤狩山幸男(Kamui)やった!日本人新世界チャンピオン

カーリー、準決勝進出!難球ヒルヒルゲームボールに見事に対処!
カタールで開催されている、男子9ボール世界選手権。
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今回、赤狩山幸男P,栗林達 P 2名のJPBA勢がベスト8進出!
そして2試合ともヒルヒルの接戦となり・・・

赤狩山幸男 W-10 ヴィセナンシオ・ターニオ(フィリピン)
栗林達 10-W ロニー・アルカノ(フィリピン)
マーク・グレイ(英) W-9 シェーン・ヴァン・ボーニング(米)
デニス・オルコロ(フィリピン) W-4 ダリル・ピーチ(英)

カーリー(赤狩山幸男)、準決勝進出!

終盤になって
On the Hillさん
主催者WPAのtwitterを紹介しているのに気づいた(遅っ!)ので、最後だけリアルタイムでコメント見てたんだけど

9-9の局面で9番バンクショットをミス、相手のバンクも外れたけれどフロックインで9-10になったが、
次を取って10-10ヒルヒル。

ここでタイムアウト。

最終ラック。
ブレイクはター二オ。ブレイク2個イン、1番カットからさらに2個入れ、5番いやらしいカットを入れ、6番への出しも成功、そして
最後の9番にたどりついた。
しかし、難しいロングショットしてしまったこのゲームボールを、ター二オ痛恨のミス。

カーリーに待望のワンチャンスがまわる!
だが、残った配置はこれもロングカットの難球だった。

Yukio asks for the ball to be cleaned. he's pacing the floor.

This is his career on the line

ここでカーリー、冷静に審判にボールを拭くように求める。
そして、審判がボールをきれいにして元の位置に戻すまで、
ゆっくりと歩きながら待っていた。

この1球は、彼のキャリアの分かれ目となるショットだ。

He made it! Yukio Akakariyama wins!

そして、狙いすましてゲームボールを決め、

この死闘を征し 準決勝進出を決めた。

・・・のだそうだ。

最後のショットは、本当に素晴らしかったらしく

What a fantastic shot. All time. good for him. Tanio is crushed

なんて素晴らしいショットだ!おめでとう!ターニオ粉砕!

と絶賛されている。

海外での大舞台、ヒルヒル、長いこと座らされていた後に回ってきた、難球のゲームボール。

プレッシャーのかかる原因が揃いまくったこの状況で、

カーリーの取った行動は、すばらしい。


冷静に判断し、物怖じせずに審判に
ボールを拭くことを(それが実際汚れていようと、いまいと)
要求したこともすばらしいんだけれど、

その間、じっと座っていないで、ゆっくりと歩きまわりながら待っていたことが、
本当に素晴らしいと思う。


わざとなのか、無意識なのかは本人に聞いてみないとわからないけれど

じっと座っていた体をほぐし、過度な緊張感を緩める効果があったと思う。

まぁでも もちろん、ボールは毎回拭けばいいってもんじゃないし、
イケる!と思ったときには、そのままの勢いで行ったほうがいい場合も多いから、
みなさん真似するのはケースバイケースで!


ライブスコアでは、何故か負けたことになってるけど、そのうち訂正されるでしょう)

Drama everywhere here. Too bad they don't sell beer, because I need one!
「今日は、至る所でドラマが生まれている!
ちくしょう、何でこの国ではビール売ってないんだ!飲みたいよ!」
Go grab a beer and enjoy one for me. You can't buy it here
「みんな、俺の分も飲んでくれよ~!っ」と
ビールが無いことを度々嘆きながらも、こまめにつぶやいてくれた
 WPAのTed L. @poolwpa に感謝!
Thanks,Ted! Let's grab a beer,someday (on me) ! ;)

準決勝の組み合わせは、
赤狩山幸男 vs マーク・グレイ(英)と
フィリピン対決となる
ロニー・アルカノ vs デニス・オルコロ

日本時間7月1日21時から。

ライブストリーム

無冠の帝王、ついに戴冠!!ブスタマンテ9ボール世界チャンプに!
ドーハで開催されていた9ボール世界選手権で
ついに世界チャンピオンになり
悲願を果たしたフランシスコ・ブスタマンテ。

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写真提供:林申勇コーチ。
中華民國撞球運動協會のHPからEdifyさんのブログに転載されているものを
お借りしました。

残念ながら情報不足だった今大会。

詳しく報じているサイトをみつけたので、
訳してみました。

意訳だし、わたしの感想やらも入ってます。
長いので、とりあえず前半。



BUSTAMANTE CRIES TEARS OF JOY AS HE IS CROWNED WORLD POOL CHAMPION

ブスタマンテ,世界選手権戴冠、そして喜びの涙・・・。

プール界のレジェンド、フランシスコ"ジャンゴ"ブスタマンテ

彼は2002年に、
英国のカーディフで準優勝に終わっている。

そのとき
ベスト8開始の数時間前に祖国フィリピンから伝わってきた、
わずか7ヶ月の愛娘,マリエルの急な訃報。

彼が試合を続けられなくても誰も責められない。


彼の妻ミラ、先輩であり、盟友エフレン"バタ"レイズ、
フィリピンプールの有名なパトロン、プヤットスポーツのAristeo"Putch"Puyatが
彼を精一杯なぐさめた。

そしてブスタマンテは

試合を続けることを決めた。

「小さなあの娘が、天国からきっとこの試合を見ている。
そして自分に続ける勇気をくれるはずだ」

そしてベスト8,準決勝と勝ち進み,
決勝戦で対戦したのはアール・ストリックランド。

(当時は決勝戦は17先で)15-13とリードしていたブスタマンテだが

ここで勝利の女神がそっぽを向く。

彼のワンミス(スクラッチ)から流れが変わり

ストリックランドのいくつかの絶妙のセイフティでその後チャンスがもらえず、

そのまま4ラック連取され15-17で敗退。

(悲しみに耐えて闘い抜いたその姿は世界中に生中継され,
多くの観客の心を打った。特に祖国フィリピンでは、
沢山の人達が徹夜で観戦、
このことでブスタマンテはエフレンに続いて国民的ヒーローになった。)

それ以来,彼は毎年挑戦し続けていたが
その夢は叶うことはなかった・・・今回,このドーハまでは!


>>>続く

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